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精神的な問題で勃起不全となる機能性のEDや、身体的な問題で勃起不全となる器質性のEDなど、EDは、原因によって大別することができます。勃起しないと言う症状は、男性にとって、プライドを損なう大きな問題です。EDを患ったことで、より精神的な落ち込みが強くなり、さらなるEDの悪化を招くような人もいます。しかし、一方で、言ってみれば、勃起しないというだけの症状でもあります。そのため、とくにご高齢のED患者で、セックスの機会も年々減少してきているような人であれば、EDというものをあまり気にされない方もいるかもしれません。ですが、それは非常に危険な考え方です。確かに、EDだけを見れば、問題点は勃起に関することだけで、日常生活に大きな支障はないことでしょう。しかし、EDにより勃起がないという状態には、実は大きな問題が潜んでいるかもしれないのです。ここでは、そのようなEDに潜む影について、ご説明いたします。

まず、ここで注目すべきEDは、加齢とともに、年々勃起力が衰えてきて、EDの領域に至ったようなものです。冒頭で、EDには原因によりいくつか種類があると言いました。ここで問題となるEDは、加齢で、男性ホルモンが低下したことにより生じたEDです。では、EDの中でも、とくに男性ホルモンの低下によるEDが注目されるのは何故でしょうか。その理由は、男性ホルモンの低下が、陰茎血管系に問題を生じさせることにあります。それでは、その問題とはいったいどのようなものでしょうか。

ひとつは、一酸化窒素を出す能力が低下することです。この一酸化窒素は、血管壁を緩めて、血管を開き、血液の流入を促進する作用を持ちます。男性ホルモンの低下とともに、一酸化窒素が減少すると、この作用も減退するため、副交感神経中枢の刺激への反応も乏しくなります。そうすると、ペニスへの血流が起こらなくなり、結果として勃起は弱くなるため、EDとなります。

次に、メタボリックシンドロームなどを引き起こしやすくなることが挙げられます。男性ホルモンの低下によって、コレステロール代謝障害による内臓脂肪型肥満が生じ、その結果、血管壁の動脈硬化が促進されてしまいます。血管壁が動脈硬化でとなれば、それだけ血流が乏しくなるので、やはりEDが生じます。

結果として、このふたつの問題は、どちらもEDを引き起こす要因なのですが、重要なのは、その前段階に、先述した陰茎血管系の問題を生じていることです。

実は、男性ホルモンの低下は、限定的に、ペニスにのみ血管系の問題を生じさせるわけではありません。ただ単に、全身の血管系の中で、ペニスが最も早く問題を生じやすいというだけです。しかし、それはいったい何故なのでしょうか。それは、ペニスの持つ血管は、全身の血管の中でも、最も細い部類に入るからです。ペニスにおける血管は、心臓が3~4mm、脳が5~8mmであることに対し、なんと1~2㎜しかありません。そのため、この細さから、全身の血管に何か問題が生じたときに、最も早く影響を現すのがペニスの血管となるのですね。逆に言い換えれば、ペニスに血管性の問題が生じた時、表面化はしていませんが、全身の血管にも同様の問題が生じ始めているということなのです。

ペニスの血管に問題が生じれば何が起きるか、そう、EDですよね。それでは、身体の他の部分に欠陥の問題が生じたときに起きることはなんでしょうか。それは、脳であれば脳血管障害、心臓であれば心疾患です。脳梗塞や心筋梗塞と言えば、少し身近に感じられるのではないでしょうか。そうです、よく重大な疾患として耳にするこれらの病気が、男性ホルモンの低下による血管性の問題で、生じるのです。

ここで、冒頭のお話に戻ります。EDにより勃起がない状態には大きな問題が潜むかもしれないと言いました。それが、先ほど述べた脳血管障害や心疾患なのです。つまり、全身の血管の中でも、比較的細いものを持つペニスにおいて、血管性のEDが生じるような状態にある場合、脳血管障害や心疾患につながるような血管性の問題が、その他の身体部分でも起きつつあるということなのです。しかし、脳や心臓における血管性の問題と言うのは、自覚できるものではありません。自覚する時には、脳血管障害や心疾患が生じています。しかし、ペニスはそうではありません。ペニスは、その血管の細さゆえに、いち早く血管の問題を生じ、それによってEDという症状を呈するのです。EDならば、毎日見るようなペニスに生じる症状なので、早期に自覚することも可能でしょう。しかしEDを自覚した際に、自分も歳だからと言って、その症状を放置してしまえば、その影に潜むより大きな問題に気づけなくなってしまうのです。そうならないためにも、EDによる勃起不全にお気づきになった際には、自信の生活習慣と照らし合わせて、それが脳血管障害や心疾患につながるような血管性のEDであることを考慮して頂ければと思います。

EDは、男性のプライドを損なってしまう重大な症状であると同時に、身体から発せられた病気のシグナルでもあるのです。ED症状を自覚したならば、一度人間ドックへ行かれることをおすすめいたします。人間ドックで問題が見つかり、生活習慣が改善されれば、EDの治療にもなり、再び楽しいセックスライフを送ることも可能になるかもしれませんよ。