あがり症

1)あがり症の特徴

健康そのものに異常はなくても、緊張や、プレッシャーやストレスなどで、心臓がドキドキしたり、冷や汗をかいたり、顔の紅潮などの症状があらわれ、中には抑えようとするとさらに症状が出てくるなど、社会生活に支障をきたしてしまう人もいます。このような症状が生活を脅かしてしまう場合には、「あがり症」と診断され、専門治療や治療薬の服用が必要となってきます。

人間は誰でも緊張する場面に遭遇しますが、重度のあがり症になると人前で全く話せない・激しくどもるなどの症状が出てしまったり、倒れてしまったり、気分が悪くなってしまうなどの体調に異変が起きてしまう場合もあります。これらの症状が引き金となり、対人恐怖症やパニック障害などの、精神疾患を引き起こす可能性が高いのも特徴です。

 

2)あがり症のメカニズム

あがり症は、血液中のノルアドレナリン値が上昇することで起こります。ノルアドレナリンは、覚醒や興奮を作用させる神経伝達物質の1つで、脳内のノルアドレナリン神経から分泌されます。人が緊張や不安を感じると、ノルアドレナリンが血液中に大量に分泌され、自律神経内の交感神経を刺激するのです。この作用により、心拍数や血圧、体温が急上昇し、症状が出てしまう人がいます。

 

3)あがり症の症状が!その時には・・・

まずは3つの感情を捨ててしまうという、対処法があります。「自己好感」「重要感」「自己有能感」の3つです。

自己好感  = 他人から好かれたいという感情

重要感   = 他人に認められたいという感情

自己有能感 = 他人から評価されたいという感情

この3つの感情を取り除いてしまえば、症状の最初の難問「緊張」を取り除くことが可能です。
そして、「誰でも緊張はする」と自分に言い聞かせることも対処法の1つです。

また、プレゼンテーションなど、前もって予定がわかっている場合には、事前に準備を十分に行い、練習しておくことで緊張がほぐれてきます。しかし、過去のトラウマが原因であったり、緊張に慣れることが難しい場合は、心理カウンセリングなど専門家による治療や医師の処方によるお薬の服用が有効な対処法となります。緊張 → 極度の緊張 → あがり症となりますので、最初の緊張の段階を緩和することで、症状も軽くなります。

 

4)あがり症とインデラル

緊張を緩和する作用のあるインデラルは、心拍数の上昇を抑え、症状を一時的に抑える医薬品です。 服用することによって、手の震えや、冷や汗、顔の火照りを抑えることが可能です。また、呼吸も安定してきます。
インデラルは回服用すると、約1時間後に効能があらわれ、3時間から4時間ほど効果が持続します。

インデラルの副作用として喉が乾きやすくなったり、眠くなってしまう等の副作用が出ることもあるので、用法・摂取量は必ず守りましょう。